パン教室。
2008年 06月 06日
母の薦めで、月1回お休みの日に、パン教室に通う事にしました。
家から歩いて5分の食材屋さんがやっているパン教室。全6回の初級クラスに参加。
生徒人数は8人の少人数講座です。
早速、材料を合わせ、手捏ねから始めました。コネコネは結構疲れます。
パン作りは温度が大事。水や粉の温度で出来上がりが違うそう。イーストは温度が下がると働かなくなります。その為室温は高めにしてあります。
機械ではなく手捏ねで作る場合は、コネコネを手早くやらないと生地の温度が下がり、イーストが元気になってくれない。先生に「もっと手早く頑張って」と言われ、気合いを入れて頑張りました。
暑い…。
パン教室は、自分の不器用さがあまり目立たないからイイ。
ここでは、それぞれ個人のパンを成形するのではなく、全員分をみんなで作る。
その為、誰がどれを作ったのかは分かりません。
「ちょっと、これは私が成型したパンよ。この形が不細工なのがあなたのよ」などと、神経質な事を言う人もいないようで、
皆さんと仲良くやってゆけそうです。
今回作ったのはハムロール、チーズバンズ、レーズンバンズ。
出来たては、生まれたての赤ちゃんのように、ほあほあ。
コーヒー紅茶を飲みながら、試食タイム。
お店のよりずっと美味しく感じました。
お持ち帰り用パンは7つ。家族に食べさせてあげました。
おうちでもう一度復習しないと。次のお教室は一か月後だから私は絶対に忘れるでしょう。自信はあります。もう既に忘れ始めていますから。
習い事はその場で習ったらOKというわけではなく、やはり早いうちに確認し、何度も何度も繰り返さないと身につかない。
それは何に関しても…勿論ピアノも同じ事だと思うのですが、それがなかなか難しいんだよね。怠惰な私は、その場ですぐ満足してしまうのです。
このように自分が生徒になると、講師としての仕事や、教室運営の参考になります!
講師の方の「ちょっとイイ言葉」を拝借し、自分のレッスンで使ってみたり。
それから生徒の目線で見て、自らの姿勢や考えを改めたり。
私のように腰抜けの生徒でも、周りの器用な生徒さんの力を借り、それなりに美味しいパンを作る事ができる。心も体も達成感や満足感を味わえる。
その上、今やお店では値上げし放題のパンをお土産に七つも持って帰り、家族にも喜んでもらえ褒めてもらえる。
パン教室は色んな意味で実に「美味しい」のです。
ピアノは、その生徒さん自身が、おうちでもレッスンでも頑張らないと、レッスンがスムーズには進みません。
器用な他の生徒さんが助けてくれて、ラッキー!なんて都合のいい事はない。
サボったのがバレると、私のような腰抜け講師なんぞに、注意されてしまう。
弾けるようになってもその証が、目に見える形には現れない。
勿論、音楽には楽しい事嬉しい事、いーっぱいあります。
しかしそれを手に入れるには、多少の根性が必要です。
だからこういう「美味しい」ノウハウは、参考になる事が多いわけです。
生徒さんにいい気分で帰ってもらいつつ、やる気にさせ、習得に導かせる。
それも容易い事ではありません。
話はだいぶ反れましたが…、
10ヶ月の姪が、最近パンが欲しいと「パン!」と、言うそうなので、
その子が私の顔を見たら
「パン!」
と言い、パンを要求してくれように、これからパン作りを頑張ります!
うまく作れるようになったら、皆さん食べてくださいね!
by hal_musica
| 2008-06-06 22:56