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毎日だらりゆるりな日記デス☆☆


by hal_musica
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譜めくりについて。

本日は、宮本文昭さんの伴奏の方の譜めくりをやらせていただいたわけですが、
譜めくりには、独特の緊張感があります。
特に、コンサートやコンクールだと、すこぶるキンチョー!!

黒い服着て、ただ楽譜めくるだけだから、別に、実際に弾くわけでもあるまいし。
と思うかた!!
確かにそうなんです、そうなんですけどね、、、
あっ間違えちゃった~~アハハ☆☆
じゃ済ませれないですから、小心者の私はいつも緊張してしまうのです。

なかなか大変ポイントあるんです。

譜面台と、自分が座るイスの位置って意外に遠い!!!

時と場によって違うだろうけど、今日は合わせのときより、本番更に遠くなっていたので、焦りました。
(ダイスキな藤井一興センセイの譜めくりをやったとき、私の近くに楽譜を置いてくださったから、 ありがたかった!ジェントル~☆☆)

私はけっこう目がいい方です。
調子のよいときは2.0くらいあるんじゃないかな???
私の数少ない特技というか、自慢が、このときは非常に役に立ちます。
目の悪い人には、けっこう遠いし、照明暗かったらキツイよね??

でも、かなり真剣に見てると、だんだん目がイカれてきて、
音符がただの棒と●に見えてきちゃうから、気をつけろー!!

そして、一瞬でも気を抜くと、知らない曲で、速い曲とかは、どこ弾いてるか分からなくなっちゃう可能性も大!!
現代の無調の曲の譜めくりなんか、悲惨ですね。
今日は、分かりやすい曲だったので、よかったけど。

せっかくの素晴らしい演奏なのに、余裕を持って聴けないです。
しかし、最終楽章の終止線が見えたときは、もうめくる必要はないので、
ホッとして、音楽を楽しめます。
その時は、そこはVIP席に変わります。
もちろん音は客席に飛びますが、近くで聴けるのも格別です。

しかし、それこそ、目がイカれたときは、その線が終止線なのかどうかも、あやふやになってきます。自分の目さえ、疑ってしまいます。
もう終わりだと思ってめくらなかったら、実はまだ続きがあったなんていったら、最悪だし、
これは終止線じゃない、と思ってめくったら、演奏者はかっこよく終わったとこだった・・とかだったら、これほどかっこ悪いものは無い。
イチカバチカでめくらなかったら、大丈夫でした!!!(テキトー!!)

あと、前は空調の関係で、譜面台に風があたって、ペラペラしてめくれてきちゃって、焦ったときもありました。押えつつ、めくりつつ、また押えつつ、、、、。

その他、色々な不安もあります。
歩いてくときに転んだらどうしよう・・・・
くしゃみが出そうになったり、顔とかが急に痒くなったらどうしよう・・・・
めくったついでに、足をつったらどうしよう・・・
立ったら、骨がポキって鳴ったらどうしよう・・・(これは実際に鳴った)
イスに座るの、座りはずしてこけたら・・・

全部私には、有り得る事なんですね。

そんなわけで、譜めくりも、意外な難しさがあります。
きっと、大学の友は頷いてくれるのではないでしょうか??

でも、そんなことじゃ、演奏者にとってはたまったものではないですね。
譜めくりによって弾きやすさが、変わってくるでしょうし。

次、いつ譜めくりの仕事が来てもいいように、
ブルーベリーでも食べて、3Dのアニメみたいなの?見て、目を鍛え、
こける心配のないように、足腰丈夫にしておこうかな。

でも、素晴らしい演奏家の方の、譜めくり、とても貴重なステキな時間でした!
by hal_musica | 2006-06-14 23:47 | WORK