バレンシアのタクシー運転手さんの話。
2006年 02月 21日
バレンシア四日目の夕食。
9時半から食べ始め、終わりはなんと翌日、深夜1時になっていた。
連日の疲れが溜まったのか、いつもよりも早く酔いがまわった両親は、タクシーに乗るやいなや、夢の世界へ・・・。
スペインのタクシー運転手さんは、皆親切で、一度も怖い思いをしなかった。
今回の運転手さんは、体がとても大きく、どことなく凄味がある。
こんな事言っては失礼だけど、このおじさんには、
「ちょいワル」の「ちょい」という言葉は不似合いで、「ちょい」なんて可愛すぎる。
私もこんな深夜眠い。
できることなら寝ていきたい。
しかし、両親寝てしまった今、私だけは起きていなければならないっ!
と思っていると、
おじさんはおもむろにMy CDを入れる。
ガンガンのヘヴィーメタル。
妙に似合ってビビる。
気分がノッてきたのか、おじさんはボリュームのつまみを最大限に。
縦ノリ・・・ベース音・・・・頭響く。
思わず、
「ちょっとおじさん!!後部座席にもステレオがあるんだよ、それで中高年夫婦が寝てるんだからさ、少しはいたわってやってよ!!」
なんて、小心者な私が言える筈がない。というかまず、言葉ワカラナイ。
曲の絶頂・・・シンガーのシャウト・・・おじさんの運転も荒れる。
もう無理だ!!と思い、おずおずと、
「あの、すいませんがね、音量をちょっと下げていただけませんかね、恐れ入ります」
的な態度で言ってみた。
明らかに嫌々だけど、下げてくださる。ホッ☆
でもこのヘヴィーな曲、なんかスペインぽくない。
あくまで私のイメージね、スペインの曲って、巻き舌と共に繰り広げられる明るさと軽さがあるような気がするんだけど・・・。
この曲は文字通り、ヘヴィー。舌も巻いてないし、
ハッハッハッ・・息の音が目立つ。
もしやこれは、ドイツ語なんじゃ。
ニヒトゥ、アッハトゥ、バッハ、イッヒ・・
確実にバッハとは言ってないでしょうが。。
あーしかも、口ずさんでるー!!吐く息の発音、鋭い!
ミラーでおじさんの口に注目していると、ミラー越しに目が合った。
やば、睨まれた~~っっ。
その後、信号赤の度に私見る、睨む、そして口ずさむ。
ヘイ!ユー!ゴートゥーヘル!!
みたいな内容を言ってるのではなかろうか・・・・
大1にドイツ語(初級)をとったので、この曲がドイツ語って事は分かる。
でも、「あー難しいから、やめた~」って大2ではフランス語に逃げた。
所詮私はそんな人。
歌の内容なんて分かりやしないから、いらぬ妄想がめぐる、不安募る。
スヤスヤ眠る両親を横目に、私は一人ドキドキ、ヘヴィードライブ。
「♪アイン(1)、ツヴァイ(2)、ドライ(3)・・・・・」
一体何のカウントダウン!!!???
そうしているうちに、無事泊まっているところに着いた。
そこは、とても分かりにくい場所で、地元のタクシー運転手さんも知らない人が多い。
でも、このおじさんなかなか見つからなくても、一生懸命探してくれた。
私の無駄な心配とは裏腹に、実にいい方だったのでした。
やっぱり、スペインのタクシー運転手さんは、みんないい方ばかりなのでした。
9時半から食べ始め、終わりはなんと翌日、深夜1時になっていた。
連日の疲れが溜まったのか、いつもよりも早く酔いがまわった両親は、タクシーに乗るやいなや、夢の世界へ・・・。
スペインのタクシー運転手さんは、皆親切で、一度も怖い思いをしなかった。
今回の運転手さんは、体がとても大きく、どことなく凄味がある。
こんな事言っては失礼だけど、このおじさんには、
「ちょいワル」の「ちょい」という言葉は不似合いで、「ちょい」なんて可愛すぎる。
私もこんな深夜眠い。
できることなら寝ていきたい。
しかし、両親寝てしまった今、私だけは起きていなければならないっ!
と思っていると、
おじさんはおもむろにMy CDを入れる。
ガンガンのヘヴィーメタル。
妙に似合ってビビる。
気分がノッてきたのか、おじさんはボリュームのつまみを最大限に。
縦ノリ・・・ベース音・・・・頭響く。
思わず、
「ちょっとおじさん!!後部座席にもステレオがあるんだよ、それで中高年夫婦が寝てるんだからさ、少しはいたわってやってよ!!」
なんて、小心者な私が言える筈がない。というかまず、言葉ワカラナイ。
曲の絶頂・・・シンガーのシャウト・・・おじさんの運転も荒れる。
もう無理だ!!と思い、おずおずと、
「あの、すいませんがね、音量をちょっと下げていただけませんかね、恐れ入ります」
的な態度で言ってみた。
明らかに嫌々だけど、下げてくださる。ホッ☆
でもこのヘヴィーな曲、なんかスペインぽくない。
あくまで私のイメージね、スペインの曲って、巻き舌と共に繰り広げられる明るさと軽さがあるような気がするんだけど・・・。
この曲は文字通り、ヘヴィー。舌も巻いてないし、
ハッハッハッ・・息の音が目立つ。
もしやこれは、ドイツ語なんじゃ。
ニヒトゥ、アッハトゥ、バッハ、イッヒ・・
確実にバッハとは言ってないでしょうが。。
あーしかも、口ずさんでるー!!吐く息の発音、鋭い!
ミラーでおじさんの口に注目していると、ミラー越しに目が合った。
やば、睨まれた~~っっ。
その後、信号赤の度に私見る、睨む、そして口ずさむ。
ヘイ!ユー!ゴートゥーヘル!!
みたいな内容を言ってるのではなかろうか・・・・
大1にドイツ語(初級)をとったので、この曲がドイツ語って事は分かる。
でも、「あー難しいから、やめた~」って大2ではフランス語に逃げた。
所詮私はそんな人。
歌の内容なんて分かりやしないから、いらぬ妄想がめぐる、不安募る。
スヤスヤ眠る両親を横目に、私は一人ドキドキ、ヘヴィードライブ。
「♪アイン(1)、ツヴァイ(2)、ドライ(3)・・・・・」
一体何のカウントダウン!!!???
そうしているうちに、無事泊まっているところに着いた。
そこは、とても分かりにくい場所で、地元のタクシー運転手さんも知らない人が多い。
でも、このおじさんなかなか見つからなくても、一生懸命探してくれた。
私の無駄な心配とは裏腹に、実にいい方だったのでした。
やっぱり、スペインのタクシー運転手さんは、みんないい方ばかりなのでした。
by hal_musica
| 2006-02-21 10:16
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